『不機嫌なママにメルシィ』

 

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母親から女の子として育てられてきたギョーム・ガリエンヌ監督が、自分のセクシュアリティに悩みつつ成長してきた半生がコメディチックに描かれているこの作品。なんとお母さんと自分役を監督自身が演じているんです!

 

ギョーム監督の作品は昨年のTIFFで『マリリンヌ』を初めて見て感動したのが1番新しい記憶です。その後たまたま映画祭のボランティアで出会ったフランス留学経験者の人に、オススメの映画を紹介されてこの映画を知りました。

 

私自身、自分のセクシュアリティや、自分って何者なのかが分からなくなることがあります。

いまはたぶんストレートだけど、もしかしたらこれから異性関係なく誰かを好きになるかもしれないと思うことがあります。

人って性別じゃないというか、そういうの関係なしに人を見たいなって思ったりもします。

この作品を見て、『ムーンライト』でのあるセリフを思い出しました。

「自分が何か、自分は何になるのかは自分で決めるんだ。絶対に他の誰かに決めさせるな。」

ギョーム監督は自分は何者かを見つめ続け、あるがままの自分をこの半生で確立していったのだと思います。

 

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フランス映画はクラシックのばかりを観てきたので、今回のでイメージがガラッと変わりました。もっと開拓したい!


そういえばフランス語勉強しようと思ってたけど、アルファベットの読み方の時点でつまづいて中断してるな...話せたらフランスに少し滞在したい...