フランシス・ハ(2012)
いい大人になっても、中身はまだまだ学生の時のまま。
恋愛もいいけど女友達とふざけたり、危ないことだってまだまだしたい。
わたしも25歳で彼女と年齢は近い。
社会に出てなんとなく仕事はしてるけど(サボる時もあり)、なんというかそれは形でしかなくて、目指している夢と現実は程遠い状態で、夢に向かってなんとな〜く努力しているような気がするような、していないような。
まあ結局口先だけで行動が伴っていないのかもしれない。
お金や生活の意識もあまり成長してなくて、よく生活が崩壊しかけることだってある。なんとなーくギリギリだけど、今が楽しければいいかなって考えたりもする。
私も親友が結婚して、突然現実的なこと言われたり、このままじゃダメだよって諭されたら、暴れまくる可能性あり。
フランシスを見て、20代なんてまだまだ子供だけど、それでも不器用なりに頑張っていこうかなと思いましたとさ。
ゲット・アウト(2017)
低予算で製作されたこの映画。アメリカで超ヒットしたとのこと。
日本にいると、周りのほとんどが日本人だし、黒人への人種差別って、正直自分にとっては少し遠い話だと思っている。
黒人だから〜で羨ましいと特別視するのも、本人にとってはあまり気持ちよくないことなのだとこの作品を見て実感。
監督は超映画ヲタクなので、作中で様々な映画のオマージュが隠されている。
彼自身が黒人と白人のハーフということもあり、両者のどちらでもない立場で育ってきたからこそ、描ける差別の問題がこの作品にはあったのではないのだろうか。
レヴェナント:蘇えりし者 (2015)
アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督×エマニュエル・ルベツキ撮影監督
あらすじ:
狩猟中に熊に襲われ、瀕死の重傷を負った毛皮ハンターのグラス(レオナルド・ディカプリオ)が、自分を荒野に置き去りにした仲間のフィッツジェラルド (トム・ハーディ)に復讐するため、壮絶なサバイバルを繰り広げるさまを描く、実話をもとにした映画。
第88回アカデミー賞で主演男優賞・監督賞・撮影賞の三冠を獲得。
この映画のコンセプトは、実際に起こった場所で、同じ状況で、一切のスタントや特殊撮影、CGを使わないで撮るというもの。
ディカプリオはスタントなしで崖や凍った川に突き落とされ たり...バッファローの生の肝臓を食べたりと物凄く体を張ってます。しかもこれ演技ではなく本当に食べているのです。ちなみに彼思いっ切り吐いてます...
しかもよりによって彼、ベジタリアンなんです笑
この映画の中でディカプリオは、他にもめちゃくちゃ虐められまくっています。本作品でやっと、念願のアカデミー賞主演男優賞を獲れたのも納得の命がけの演技でした。
さらに、これまた宿敵フィッツジェラルド演じる、トム・ハーディーが何とも意地の悪い役なのです。
なんと彼は私利私欲のため、熊に襲われ大けがをし、足手まといになったグラス(ディカプリオ)を生き埋めにしてしまうのです。
彼に一度殺されかけ復讐に燃えたグラス(ディカプリオ)は、命がけで彼の後を追い、極寒のなかを自力で何百キロも這って進んでいきます。
復讐に燃え、まるで獣のような形相で、極寒の大地を進んでいくグラスの姿は圧巻です。
見ていてこちらまで辛くなりそうな内容ではありますが...とても見ごたえのある映画となっています。
ぜひ皆さんも観てくださいね。
*併せて見ておきたい映画*
『荒野に生きる』(1972年)
同実話を題材にした映画です。
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
イニャリトゥ監督×ルベツキ撮影監督
『ゼロ・グラビティ』
ルベツキ撮影監督は、この作品と『バードマン』『レヴェナント』 でアカデミー撮影賞を三冠獲得。
本当の親友とは。 マイ・ベスト・フレンド観た
先週はマイ・ベスト・フレンドを観に行きました。
まず予告載せときますね。
劇場でこんなに泣いた映画は久しぶりでした...
この映画を観て、
自分がどんなにひどい状況に置かれていても、人に見せたくないようなどんなに惨めな姿であっても、ずっと傍にいてくれる人、いてほしいと思える人が本当の親友だと実感しました。
また女性として、改めて乳がんについて考えさせられました。
破天荒で自由奔放なミリーが、乳がんによって胸を失い、女性としての自信を無くしていく姿がとても痛々しかった。
胸を失った後に、自分に「女」としての価値があるのかを確認したくて、自暴自棄になる姿はとても印象に残りました。
この映画はピンクリボン団体が応援しています。
どんな自分も受け入れてくれる、ずっと味方でいてくれる、そんな親友を大切にしていこうと改めて考えさせられる映画でした。
簡単ですが以上です〜
ブリジット・ジョーンズの日記3を観た
しょっぱなから、映画タイトル略しすぎですが勘弁を(だってサブタイトル書くの怠いんだもん)。
仕事帰りにTOHO日劇に2回も足を運んで観ましたとも。デートのお誘いで一緒に観ないかとの男性のお誘いを断り、たった一人で観ました。理由は集中して見たい、邪魔されたくないからという何とも卑屈な理由。。。(まあこのデートの話はどうだっていいんだけど)
元来私はブリジット・ジョーンズシリーズの大ファンです。独女、恋愛不器用な私にとってバイブル的な作品でした。同じような境遇にいるブリジットと自分を重ね合わせて観ていました。
酒ガブガブ、煙草プカプカ、おまけに食いすぎで体重は増加しまくっている。
幾晩も女友達、ゲイ友達と酒を飲み交わす。
不器用でどうしようもない性格。
おまけに男もいません。
まあ今回シーズン3を観た感想としては、今までのシリーズとは別物の映画だなということです。
ブリジットは痩せて40代になってるし、もう自分とは年が離れていて、共感する場面があまりなかったです... ドジではあるのは変わらないけど、ちゃっかりデキる女になってるし...
男性キャストについて言及しますね。
まずシーズン3は、チャラ男ダニエル・クリーヴァー役のヒューグラントが出てこないのに納得がいかない(この役のチャラさに悶絶💓するのが、私にとってこの映画の醍醐味でもありました)。
こんな台詞で部下のブリジットを誘うような長髪プレイボーイです。
もちろんこんなこと言われたら、即ついて行っちゃいますね←あかん
基本このブリジット・ジョーンズの日記というシリーズ は、一貫してブリジットが男二人に求愛される(そして振り回される)ストーリーで成り立っています。いわゆる三角関係ですね。
シーズン1、2までは真面目な男と、どうしようもないチャラ男(ダニエル・クリーヴァー)のあいだに挟まれるというくだりで、その2人の違いが面白かったのですが...
ちなみに真面目な男は、コリン・ファース演じるマーク・ダーシー(弁護士)です。
こんな感じで体を張ってブリジットを奪い合う?シーンもあります(これはシーズン1のやつ)。
しかし今回のシーズン3は、チャラ男演じるヒューグラント様が出演オファーを断ったということで、その代理として新たなキャストが追加されました。
小説の原作読んでないので、この三角関係の人物変更については、オファーキャンセルによるものなのか分かりませんが。。。
まあとりあえず魅惑のチャラ男がいないことひは多大なる不満を持っています笑
えーっと、新キャストは誰だっけ、あ、この人です。
ジャック役のパトリック・デンプシー
いかにも良い人そうですよね。世界で有名な出会い系サイトの設立者で、億万長者という設定。しかも今までのダニエル・クリーヴァーというクソチャラ男(失礼)とは違って、ブリジットを何より気遣う優しい男です。
まあ簡単に言うと
これが(シーズン1、2)
こうなります。(シーズン3)
そう、右男性だけ入れ替わってますね。
まあ重要なキャストが入れ替わり、ブリジットも歳を重ね、男関係も一変したということもあるので、前作とは視点を切り離して、単作として観ると楽しめるかなと個人的に思いました。
前作が公開された年代は、世代ではなかったので、スクリーンでは観れていません。
DVDで見てそこから一気にハマりました。
新作が公開されると聞いたときは、それはもう興奮で舞い上がりましたとも。
チャラ男役が出演オファー断ったというのもあり、ショックを受けたのも記憶に新しいです。
ブリジットともう一度、しかもスクリーンで会えるなんて!!と舞い上がりました。
まあ実際に観て、このシーズン3は今までのシリーズとは別物の作品ということがよーくわかりました。自分の分身であるブリジットとは会えなかったなあってちょっと寂しくなりましたね。
さ、今からコタツに潜りながらシーズン1を観るとしよう。
残念ながらスクリーンではなく、テレビ越しですがもう一度ブリジットに会いに行きまーす。
ではでは。